吃音症の治療の一つに薬物療法があります。
ただし、薬が吃音の症状を根本的に改善してくれるというものではなく、
吃音の症状によって伴う強い不安感や、焦りなどの精神的な面で体調を安定させることが目的とされています。
吃音の症状を頻繁に繰り返すようになり、症状を意識すればするほど「会議中にどもってしまい上手く喋れなかったらどうしよう…。」といった焦りや不安感、発言の前に極度に緊張してしまうなどの症状が現れ、精神が不安定な状態だと吃音の症状を悪化させやすいです。
そのため、抗うつ剤や抗不安剤などを使った治療が有効だとされています。