吃音症の方におすすめなバイトは?
比較的吃音の症状が軽い場合は、生活を送っていく中でそれほど大きな支障をきたすことはないと言われていますが、吃音の症状が中度、重度になってくるとやがて支障をきたしてしまうこともあります。
さらに、周囲から吃音の症状を指摘されたり、どもってしまった時に相手に笑われたり、微妙な表情をされると、どんどん自己嫌悪に陥ってしまいますし、自分自身の吃音を認識するほど吃音の症状が出やすくなってしまうのも事実です。
そうなると、次第に周囲の人と距離を置いたり、交流を避けるようになってしまうのですが、吃音症の方の中にはゆくゆくはバイトをしたいとお考えになる方もおられると思います。
しかし、吃音の症状があっていざバイト探しを始めると、接客業は向いてないんじゃないかや、極力人と関わることが少ない品出しなどのバイトを探される方も多いですが、吃音持ちの方にはどのようなバイトがおすすめなのでしょうか。
もちろん吃音の症状の程度によって、向いているバイトもあれば不向きなものもありますので個人差が大きいとは思いますが、吃音持ちの方におすすめなバイトをいくつか紹介したいと思います。
まずはスーパーなどの品出しです。
基本的に品出し専門のバイトを選ぶと、まずレジ担当になることはないですし接客なども求められません。
しかし、品出し作業を行っている最中に「●●●はどこに売ってあるの?」とお客さんに尋ねられることはあるかもしれませんが、基本的に一人でもくもくと作業を行うことができます。
そして、工業での梱包や仕分けなどの作業も喋らずにもくもくと作業することができますし、簡単なデータの入力などの事務仕事も吃音の方に向いています。
ただし、事務の場合は事前に電話対応が必要ないのか?ということを確認しておく必要があります。
また、飲食店での洗い場のみ担当のバイトも吃音の方には向いています。
いざバイトを始めようと行動を開始したものの、いくつかバイト先の候補は見つかり申し込みたいけれども電話が苦手でできないという方も多いですし、面接日が決まったものの面接でスムーズに受け答えができるのか不安だと思われる方も少なくありません。
そして、やっとの思いでバイト先が決まっても、慣れるまでは仕事内容を教えてもらったり、急なシフト変更など電話をかけなければならない状況も出てくるかもしれません。
自分が吃音持ちだということを上司やバイト仲間に伝えるのかはそれぞれだとは思いますし、伝えるのかは自由ですが、事前に伝えておくことで万が一言葉に詰まってしまっても誤解を招くことはないので、頻繁に症状が出やすい場合には上司にだけでも伝えておく方が安心かもしれませんね。
まずはあきらめずに治療に専念してみて下さいね⇒吃音の治療と原因はこちら
吃音症の治し方②
吃音の症状が比較的軽い場合は、スムーズに話せるようなトレーニングを行うことで症状を改善させることもできます。
トレーニング方法はネット上で検索するとヒットしますのでそれらを参考にされる方法もありですし、自宅で簡単に行えるDVDなども販売されていますので、そちらを参考にされるのもいいと思います。
吃音の症状を改善するためのトレーニングは、継続することで効果を感じられるようになりますが、即効性は期待できないため焦らずにコツコツと続けていく必要があります。
吃音症の原因
このブログでは吃音症の治し方についてまとめていきたいと思います。
まずは、吃音症を発症させる原因について少しだけふれておきたいと思います。
とはいっても、吃音症の原因は未だに特定されていないといった現状にあります。
しかし、一つの原因だけではなく、複数の要因が重なることによって吃音症を発症すると考えられています。
吃音は遺伝子が関与しているといった説もあり遺伝的要因も原因の一つとして考えられていますし、幼少期に厳しいしつけを受けた子どもは吃音症になりやすい傾向にあるとも言われており心理的な要因も考えられますし、周囲に吃音症の人がいる場合、その話し方を真似することで吃音症を発症することもあるため環境的な要因も原因の一つとして考えられています。